エルドッグのようちえんやフリースペースホテルでは色々なワンちゃんたちと混ざって、触れ合うことで「社会化」することができます。この社会化の部分で重要なのが非認知能力を育てることなのです。
《非認知能力とは?》
読み書き、計算などペーパーテストやIQテストで測ることができる能力を認知能力。
(コマンドの学習、まて、おいで、つけ、など)
測ることができない能力を非認知能力といいます。
具体的には・・・
・困ったことを解決する力
・他の人や犬とうまくコミュニケーションをとる力
・感情をコントロールする力
など、自主性、積極性、外向性、社交性、協調性、共感性、柔軟性、利他性、精神的安定性、自己肯定感、責任感、行動力、忍耐力、想像力など多くの大切な能力が非認知能力なります。
《非認知能力を高めるとストレスに強くなる!?》
ペット(家庭犬)でも環境の変化や困ることはいろいろあると思います。
その中で行動力や、社交性、柔軟性、忍耐力があると困ったことを解決できたり、そんなに困らなくなったりします。知らない、分からない、解決できないことが恐怖になりやすいなか、非認知能力がストレスの防御壁になり、軽減することができます。なので非認知能力を伸ばすことを推奨しています。
《非認知能力を伸ばすためには!?》
・多様なたくさんの経験をする
いろいろな人、犬と会ってコミュニケーションをとってみたり、楽しいこと、褒めること、怒られること、うまくいったこと、うまくいかないこと、などなど
・自分で考えて行動する
指示があったから行動するより自分から行動してみることのほうが学習につながります。挑戦して試行錯誤など、自主的な行動からの成功や失敗を体感できる環境を用意することが重要です
《非認知能力を育てるために飼い主様にして欲しいこと》
・社会化期(0~1歳頃まで)にたくさんの経験を体験させる
仔犬の時にたくさんの人や犬場所、音や匂いを体験する事が成長につながります
なるべく早い時期から勧めるのも大切です。ワクチン3回目終了からお散歩にでては社会化は遅れてしまいます。(医者、トレーナーで意見が分かれるところですが)親、兄弟と接したり、抱っこで外の空気を吸わせてみたり、大きな音でラジオやテレビの音を聞かせて慣れさせたりなども有効です。
・自然な成り行きを邪魔しない、自主的な行動を尊重する
「可愛い子には旅をさせよ」の精神
飼い主様が指示するだけでなく、自分で考えて試行錯誤する事が大事です
・困っていることを助けすぎない
「失敗は成長の元」
ポジティブな仔犬のうちに失敗を経験すると、大人になってもストレスに強くなります
・迷惑行為や誤った振る舞いに屈しない
犬も反抗期があります。要求吠えや、犬の反攻に屈してしまうと、悪い学習になってしまいます。
・能力以上の事や完璧を求めすぎない
犬も得意なこと、苦手なことなどの個性があります。「みんなできる」や「前の犬はできた」などの過度の期待や教科書どうりできないなど、性格や相性によって出来ない事もあります。その犬に合った成長ペースでしつけをしましょう。
《安全管理は飼い主様がしましょう》
あくまでも犬は人間の3~5歳児の知能だったり、体も小さいです。体も心も成長の為に苦労もストレスも必要だとは思いますが、許容範囲以上の負荷やストレスを受けると逆効果にもなります。(重いケガや疲労骨折、トラウマなど)なのでその点は飼い主様がしっかりと管理してあげてください。
ヒマ過ぎても物足りないし、大変過ぎても体を壊してしまいます。ちょうどいいバランスも考慮した上で大人になった時に困らない非認知能力を育てることが出来るといいと思います。
コロナになってしまい、出かけたりする機会が減ってしまいました。、犬なのに、犬が苦手な犬が増えており、そんな困っている飼い主様の手助けをエルドッグでも出来ればと思います。フリースペースのお預かりぜひ体験してみてください。