ペット保険について

エルドッグでもよく質問されるペット保険のメリットデメリットを考えて見ました。



先に結論としては、万が一に備えてペット保険に入るか、ある程度の貯金をする(50-70万)ことを勧めています。



必要ですか?と言われると
どっちでも大丈夫です。とお答えしています。
エルドッグでは保険を扱っていませんし、中立の立場でお話します。



まず、ペット保険とは少額損害保険のひとつになりペットがケガをしたときなどに一定の保証になります。掛け捨て保険で税制控除などもありません。
ただ、個人的に保険は金銭的には基本的にはマイナス、精神的な安心を得るものと思ってください。


ペット保険は業者が儲かる商売だからやっていて、金銭的に損をする確立が高いものです。
低確率の万が一の高額治療費に備えるものです。また、いざという時に金銭の事を心配しないで高額医療も使いたいという方には大きなメリットになります。
また、保険で怪我や病気に備えることも大切ですが予防医療や健康的な運動や規則正しい生活、食事などにこだわってみることに時間やお金を使うこともおすすめです。


大手のアニコムさん、SBI損保さん、楽天保険さんなど料金を調べてみましたが、
7割保証の小型犬で2021春エルドッグ調べでは

0~7歳までで合計20万~35万

7~13歳までで合計28万~50万(シニア用で保証内容が変わるものもあり)

0~13歳までで合計50万~70万かかる計算です。
(平均寿命13歳なので13歳までで計算しました)



損得の分岐としては
7割保証なので生涯(0~13歳)の料金に(50~70万)÷7×10をすると、

70万~100万以上費用がかかるならお得

70万~100万以下なら損する計算になります。

(ほとんどはそんなにかからないので保険会社が儲かるのかと)


「万が一」「未来の備え」「安心と信頼」の保険であって。
ペット保険は少額損害保険なので火災保険や、自動車保険のように破産レベルの高額(数千万~億)な保証ではありません。なのである程度(50万~70万)の金額を貯金するでも大丈夫かなと思います。保険料を目安にペットの用で毎月積立貯金をして、犬の老後に備えるなどもおすすめです。



ペット保険のメリット

・急な高額出費に備えることができて安心です。

・(低確率)万が一の時に保険によって金銭的に得をする場合がある。

・いざという時に高額医療など、治療の幅が広がり、医療を受けやすくなる。

・医療費が心配などのストレスを減らす。



ペットの治療費は人間のように何点で何円などの決まりがなく、料金が決まっていないので、同じ注射でも、手術でも病院によって料金が2倍、3倍と違ったりします。あまり高すぎない(ぼったくられない)ように病院を選ぶことも大切です。(また先に金額を聞いておいたりするといいです)



ペット保険を選ぶときの注意点(けっこう多いです)

ペット保険は補償内容が様々なのでしっかり、自分の犬に合った保険を選択してください。知らないと困ることも多いのでしっかり保証内容を確認してから選んでください。
それぞれのペット保険によって違うので要確認の項目です↓



・保証対象外の治療も多い
ワクチン接種・フィラリアやノミダニ予防薬・健康診断・歯科治療・避妊去勢・妊娠出産・先天的な疾患の治療・治療歴のあるものの治療・慢性的な疾患・膝蓋骨脱臼(パテラ)・ヘルニア・尿路結石・ガン治療・サプリなどの補助治療食などは対象外になります。保険によって違うので要確認です。メジャーな病気が外されていたりします。



・保証の割合の確認
50%保証70%保証90%など料金と保証割合の確認。



・通院・手術・入院などで保証内容が変わる。
この3つごとにそれぞれ1日限度額、年間限度額や限度回数が変わります。



・保証の限度回数・1日の限度額・年間限度額
ここが一番のチェックポイントです!格安保険だと、通院は保証するけど、手術は10万までや、通院は保証なしで手術のみの保証などもあります。他にも年会限度額は高額だけど、1回の通院や手術で使えるのは10万までなども注意。(個人的には高額になる手術の保証が1番重要だと思います。手術の保証限度が低いものはお勧めできせん。)



・免責金額の有無(格安保険に多い)
免責金額15,000で治療費25,000円だと保証金額が
(25,000-15,000)×70%=7,000(保証額)で自己負担額18,000円になるなど。
免責金額15,000円だと15,000円以下の治療費は全て保険は利きません。



・保証開始の待機期間(1ヶ月ほど)などもある
・保険が使える病院が限られる場合がある
・保険料金の請求手続きが面倒な場合がある
・保険料は高齢化すると値上がりする
・治療中の病気、先天的な疾患は保証外になる
・長期の治療、慢性疾患は更新時に保証外になる場合がある
・治療が多すぎると更新事態を断られる
・広告の保証事例の治療金額が高すぎません?



などなど注意点が盛りだくさんです。

勧められて入ったけど、いざとなったら使えなかったなど、困る前にしっかり確認してから保険を選んでください。メリットもデメリットもあると思います。

保険の加入限度年齢が7歳~11歳ほどなので後から加入するなどもありだと思います。



まとめ

エルドッグとしてはペット保険に入るか貯金をしておくか、どちらかは必要かなと思いますので、是非1度は犬の治療費や、かかる費用なども考えてくれるといざという時に困らないので備えてみてください。
いざという時に困らないように、少しでも悩んでいたり、選ぶ時の参考になっていただけたら幸いです。

ペット保険も増えたり日々内容が変わってきておりますので、もしいい保険があったらスタッフにも是非教えてくれると助かります。

2021年04月02日