𠮟ってはいけないこと

トイレの失敗
これが代表的な例です。排泄の失敗を叱ってしまうと、犬は「ここでしてはいけない」ではなく、「排泄すること自体が悪いことだ」と誤解します。

リスク: 飼い主の前で排泄しなくなり(隠れてする)、食糞して証拠を隠したり、我慢しすぎて病気になったりします。

正解: 黙って片付け、成功したときにだけ全力で褒めるのが最短ルートです。


生理現象(嘔吐、興奮によるチビり、お漏らし)
体調不良による嘔吐や、嬉しすぎて漏らしてしまう「うれしション」、また老犬の失禁などは、本人の意思ではコントロールできません。

リスク: 叱られてもどうしようもないため、犬は強い不安と自己否定に陥り、飼い主に対して心を閉ざしてしまいます。

正解: 叱らず、環境を整えたり(マナーベルトなど)、医師やトレーナーに相談したりするべき領域です。


「恐怖」からくる行動(震え、吠え、パニック)
雷や花火、見知らぬ人への恐怖で吠えたり暴れたりしているときに叱るのは、火に油を注ぐようなものです。

リスク: 怖い思いをしているときにさらに「叱られる」という罰が加わることで、対象物への恐怖心がさらに強化(トラウマ化)されます。

正解: 叱るのではなく、まずは安全な場所へ移動させ、落ち着かせることを優先します。


留守番中のイタズラ(事後)
帰宅したらクッションがボロボロになっていた…という状況で、後から叱ることは無意味です。

リスク: 先述の「事後報告」と同じですが、犬は「今、目の前の惨状」と「今の叱責」を結びつけられません。「帰ってきた飼い主がいきなり怒り出した」という恐怖だけが残ります。

正解: 叱るのをグッと堪え、次からは壊されないようにケージに入れる、物を置かないといった「環境設定」を見直します。

𠮟りすぎ 追い叱り
犬がごめんなさいをしているのに追って𠮟ってしまうのは、しつけにおいて逆効果になってしまいます。
ごめんなさいは犬にとって降参です、やめてくださいのサインなので見逃さないようにしましょう。

リスク: 恐怖で脳がフリーズし「反省」ではなく「不信感と攻撃性」を植え付けること、謝っても許してもらえないため、正しく謝れない子になってしまう。

正解: 降参のサインが出た瞬間にピタッと叱るのをやめ、許し、叱ることを解除する。

2026年05月19日