日本で動物愛護や福祉はなかなか進まないのですが、
動物愛護の進んだ国では、電車やバス、レストラン、デパートやアパレルショップ、ホテルなど、多くの場所に犬を連れて行けますが、日本では公園すら遊べなくなっているのが現状です。
犬税や文化の違いなどがありますが、本質的な問題は、飼い主のしつけに対する姿勢の違いにあります。
犬に関する苦情の多くは、次の3つです。
・排泄物の処理がきちんとなされない。
・紐を放してノーリードで散歩していて怖い。
・吠え声がうるさい。
先の二点は犬ではなく飼い主の行為であり、三点目もその原因は飼い主の育て方にあります。
世の中には、犬を嫌いな方、怖い方、不潔と思う方等が大勢います。
自称愛犬家の「自分の犬、可愛さのあまり」の行動が多くの犬嫌いの人達を生みだし、結果、社会から様々な制約を受ける結果を招くのです。
『犬』・・・この素晴しい人類の伴侶を、日本の社会で認知して貰うためには、
溺愛し、「飼い主だけに愛される犬 」ではなく、
「人間社会に、ひろく愛される犬」に 育てる事が必要であり、
それができてこそ真の愛犬家であると考えます。
自分たち(飼い主、トレーナー)にとって良いではなく社会にとって幸福であるが今の日本に根付くトレーニングが出来ればと思います。
そして、この意識ができることがしつけで、『都合のいい飼い主』⇒『信頼できる飼い主』に変わるきっかけになるはずです。
トレーニング記事
現在トレーニング中の飼い主様へ
現在犬のしつけやトレーニングでうまくいっていない方、よりよい効果や結果をだすときのポイントを書いてみますのでご参考になったらうれしいです。
トレーニング中の飼い主様も考えてもらうことは結構あります。
・訓練計画を立てる
犬の集中力は短く長くやっても飽きてしまいます。そのためには
今日のトレーニングの課題、目的や方向性を決める
決めた目的のための手段(トレーニング内容)を決める
トレーニングの難易度、どこまで出来たらゴール(褒めるタイミング)かを決める
失敗パターンを見極めて対策をしてゴールに誘導する
タイミングよく 褒める、叱る (ここまでできたらを決めておく)
・失敗が続くときに見直してほしいこと
難易度は適切ですか?(簡単すぎず、難しすぎず)
環境は整っていますか?(時間帯、犬の状態、体力、周りの環境)
犬は集中できていますか?
興奮具合のコントロールはできていますか?
アイコンタクトは取れていますか?
コマンドやハンドサインは適切ですか?
適切な難易度で一度褒められていますか?
ステップアップにすすめられていますか?
具体的なやり方やトレーニング方法はレッスンですすめていきます。
うまくいかない場合はトレーナーに相談ください。
基礎があっての応用(実戦)です。ひとつひとつ出来ることを増やして、
幸福の選択肢を増やしていってください。
𠮟らない、𠮟れないの注意点
先日、𠮟るも罰も全く必要ありません。それは未熟だかからすると言っているドッグトレーナーと少しお話したときに思ったこと・・・
個人的に・・・
最新の情報がー、科学的根拠がーなどと言っているがなるほど納得と思ったことがない・・・
結論ありきでそうきれいごと言いたいだけなのかと
褒めるも𠮟るも必ず必要です。ここから逃げるとどっかに歪みが生まれる。
現実から逃げて、理想を掲げて犬のためのしつけでなく、自分がやりたくないになっている。
エルドッグは必要なので褒め上手叱り上手を目指してお客様とも練習します。
偏ったしつけは危険、おすすめしていません。
褒めるだけの全く𠮟らないしつけ、ただ厳しいだけの恐怖で支配するしつけ
どっちも同じくらい危険と考えています。
怒らないしつけ、𠮟らないしつけのデメリット(あくまでも個人的な感想です)
「ごめんなさいができない」
「相手が嫌がっているから止めようよが伝わらない」
「嫌なことは全て相手のせい」爪切りなどのちょっとしたストレスで悲鳴を上げる、怒り出す
「ストレスに弱い」「がまんが苦手」
「自分の権利は強く主張する」個人主義で思いやり、協調性が低下
「他人にやってもらって当たり前になる」
「家族といれる環境以外への適応力が低い」(限られた環境のみいい子にできる)
相手に迷惑をかけてしまう場合
自分自身が危険になる場合
少なくともこの2点においては叱るは必要です。
褒めるが多いしつけ
𠮟らないで出来るテクニックとかは全然ありです。
ただ今の教育、しつけの社会的なトレンドとしてはホワイト社会、悪く言うと潔癖社会まで行ってしまった気がします・・・
見た目がいいと正義で見た目が悪いと悪の流れ・・・
いい子ならこれでしつけできます!
環境が全て整っていればこれで叱る必要はありません!
確かに間違ってはいないのですが、ひとつポイントとして考えてほしいのは「再現性ある?」ということ。
そのやり方が他の犬にも通じますかってところがなくて、現実性や理論や理屈がない(この手のタイプの人と話して考えに矛盾なく一貫性がある人を見たことないのもで・・・)
理想を掲げてみんなで追い求めようよ!ってのがSNSと相性が良くて流行っているなと思っています。
ドッグトレーナーでも自分は叱るしつけはやりません、でもそのサイズ、その犬種のしつけはやっていないので訓練所にいってくださいとか言っているトレーナーもいます。
そんな人たちが現場で理不尽と直面している頑張っている人を否定する
この流れって教育に、社会にとってよくない流れだと思っています
むしろ𠮟るを極めた人が先読みと誘導でほとんど叱らないにたどり着けるものかと
エルドッグでも必要なときに𠮟るが使えるからいっぱい自由を与えて、(あまり)叱らないしつけができるとお伝えしております。
しつけの目標や幸せが何なのか、犬種、性格などを考えて、お伝えします。
おやつに頼らないしつけをしましょう!
信頼関係はおやつではありません。
ちゃんと犬に合った上手な褒めると𠮟るこれが出来るのが大切です!
最近もやっと思ったことを書いてみました
ドッグトレーナー選びの参考になれば幸いです!
ちゃんとした理由と信念があるのでエルドッグで𠮟らないしつけを希望されてもやりません。
今回のお話は「しつけ」についてなので
芸を教える、訓練や競技会、ドッグダンス、アジリティなどではおやつを使ったほうがお勧めです!
ストレスに強くなる⁉非認知能力とは⁉
エルドッグのようちえんやフリースペースホテルでは色々なワンちゃんたちと混ざって、触れ合うことで「社会化」することができます。この社会化の部分で重要なのが非認知能力を育てることなのです。
《非認知能力とは?》
読み書き、計算などペーパーテストやIQテストで測ることができる能力を認知能力。
(コマンドの学習、まて、おいで、つけ、など)
測ることができない能力を非認知能力といいます。
具体的には・・・
・困ったことを解決する力
・他の人や犬とうまくコミュニケーションをとる力
・感情をコントロールする力
など、自主性、積極性、外向性、社交性、協調性、共感性、柔軟性、利他性、精神的安定性、自己肯定感、責任感、行動力、忍耐力、想像力など多くの大切な能力が非認知能力なります。
《非認知能力を高めるとストレスに強くなる!?》
ペット(家庭犬)でも環境の変化や困ることはいろいろあると思います。
その中で行動力や、社交性、柔軟性、忍耐力があると困ったことを解決できたり、そんなに困らなくなったりします。知らない、分からない、解決できないことが恐怖になりやすいなか、非認知能力がストレスの防御壁になり、軽減することができます。なので非認知能力を伸ばすことを推奨しています。
《非認知能力を伸ばすためには!?》
・多様なたくさんの経験をする
いろいろな人、犬と会ってコミュニケーションをとってみたり、楽しいこと、褒めること、怒られること、うまくいったこと、うまくいかないこと、などなど
・自分で考えて行動する
指示があったから行動するより自分から行動してみることのほうが学習につながります。挑戦して試行錯誤など、自主的な行動からの成功や失敗を体感できる環境を用意することが重要です
《非認知能力を育てるために飼い主様にして欲しいこと》
・社会化期(0~1歳頃まで)にたくさんの経験を体験させる
仔犬の時にたくさんの人や犬場所、音や匂いを体験する事が成長につながります
なるべく早い時期から勧めるのも大切です。ワクチン3回目終了からお散歩にでては社会化は遅れてしまいます。(医者、トレーナーで意見が分かれるところですが)親、兄弟と接したり、抱っこで外の空気を吸わせてみたり、大きな音でラジオやテレビの音を聞かせて慣れさせたりなども有効です。
・自然な成り行きを邪魔しない、自主的な行動を尊重する
「可愛い子には旅をさせよ」の精神
飼い主様が指示するだけでなく、自分で考えて試行錯誤する事が大事です
・困っていることを助けすぎない
「失敗は成長の元」
ポジティブな仔犬のうちに失敗を経験すると、大人になってもストレスに強くなります
・迷惑行為や誤った振る舞いに屈しない
犬も反抗期があります。要求吠えや、犬の反攻に屈してしまうと、悪い学習になってしまいます。
・能力以上の事や完璧を求めすぎない
犬も得意なこと、苦手なことなどの個性があります。「みんなできる」や「前の犬はできた」などの過度の期待や教科書どうりできないなど、性格や相性によって出来ない事もあります。その犬に合った成長ペースでしつけをしましょう。
《安全管理は飼い主様がしましょう》
あくまでも犬は人間の3~5歳児の知能だったり、体も小さいです。体も心も成長の為に苦労もストレスも必要だとは思いますが、許容範囲以上の負荷やストレスを受けると逆効果にもなります。(重いケガや疲労骨折、トラウマなど)なのでその点は飼い主様がしっかりと管理してあげてください。
ヒマ過ぎても物足りないし、大変過ぎても体を壊してしまいます。ちょうどいいバランスも考慮した上で大人になった時に困らない非認知能力を育てることが出来るといいと思います。
コロナになってしまい、出かけたりする機会が減ってしまいました。、犬なのに、犬が苦手な犬が増えており、そんな困っている飼い主様の手助けをエルドッグでも出来ればと思います。フリースペースのお預かりぜひ体験してみてください。
しつけと訓練の違い
エルドッグでは家庭犬のしつけを行っています。
しつけと訓練、協調などについての説明させていただきます。
あくまでも「エルドッグでは」と思ってください。様々な解釈があり、価値観により変わります。
しつけ(家庭犬訓練)とは人間社会でワンちゃんが人間と共生していくためのルールを学ぶこと
訓練とは「盲導犬」「警察犬」「災害救助犬」など使役目的に向かって犬を学習させること
調教とはサーカスなど、おやつを使って芸を教えること
訓練は使役目的に合った犬、エリート犬の長所を伸ばすことが目的なので、基本は陽性トレーニング(褒めて強化)が中心になります。
しつけは逆で犬の本能、欲望をコントロールする、抑制することがメインです。
なのでしつけが一番難しいです。
ちなみにしつけ・訓練所の種類と傾向として
しつけ・家庭犬専門(エルドッグはココ)
子犬(パピー)の基本的しつけ~問題行動の予防、矯正
しつけの方針や対応も様々
訓練所
様々ありますが、使役犬を育てる陽性トレーニングが得意
競技専門(アジリティ)
障害物競技(アジリティ)などドッグスポーツアスリートを育てたりする。
パピー教室
基礎トレーニングのみ、指示(コマンド)や基本的な飼育を教える
あまりの問題犬は断られたりします。
グループレッスン
基礎トレーニング、全体でやるので個体に合わせたトレーニングがしずらい
料金は安めで抑えられる
などなど、しつけを行っているところも多いですが
しつけ、訓練の目的や相性に合ったところを見つけるのがおススメです。
オペラントの行動原理と褒めるだけのしつけについて
犬のしつけで役に立つオペラントの条件付け、行動原理について犬のしつけ用に簡単に説明します。
しつけに悩まれている方は1度ぜひ読んでみて下さい。
オペラントの行動原理とは、行動の直後に起こった事によって、その行動が増えたり、減ったりするということです。犬も人にも当てはまります。
犬に褒めて行動を伸ばして下さい。ご褒美をあげて下さい。
または叱ってください。などもオペラントの行動原理に沿ったものになります。
わんちゃんだと、記憶力の関係で直後(1~3秒以内)が適切なタイミングです。
専門用語の説明
〇強化・・・行動が増える
〇弱化・・・行動が減る
〇好子・・・うれしい、快感
〇嫌子・・・嫌、まずい、不快感
犬の行動に対して、飼い主様が嬉しい事(好子)をする、嫌な事(嫌子)をする場合の悪い例と適切な例
問題がある場合の望ましくない悪い場合
| × | 強化 | 弱化 |
|---|---|---|
| 好子 | 問題行動にやさしくすることで問題行動が増える(間違った愛情をかけてしまった) | 望ましい行動に対して褒めてもらえないので行動が減る(報われなかったとき) |
| 嫌子 | 嫌な事があり、ストレスがたまったので噛む(𠮟り過ぎ、環境など) | 望ましい行動をしたら怒られたので行動が減る(間違ったしかり方) |
しつけをする上で行う望ましい適切な場合
| 〇 | 強化 | 弱化 |
|---|---|---|
| 好子 | いい行動の直後に褒めその行動を増やす | 問題行動に対しての不適切な愛情を減らすことで問題行動が減る(悪いことをほめる) |
| 嫌子 | 過度なストレスを減らすことで問題行動が増えないようにする | 叱ることで問題行動が減る |
しつけのイメージとして
問題行動に対して✖の表になることをまずは減らしていくこと。
そして〇の表を増やしていくと正しいしつけになります。
そのためには・・・
適切な誘導をすること
環境を整えること
適切なタイミングで強化又は弱化を選ぶこと
犬にどうやって褒める、叱るを伝えるか
強すぎない、弱すぎない、褒め方(叱り方)をすることができるか
犬の性格に合ったやり方をできるか
などなど
エルドッグのドッグトレーナーの仕事はここを整えるお手伝いすることです。
ちなみに・・・
最近は陽性トレーニング(褒めて伸ばす)だけしかできないトレーナーが増えています。『叱る必要はありません。褒めるだけでいいんです』など見栄えのいい言葉ですが絶対に反対しています。
何故なら犬も人も欲望が会って進化して来た生き物だから、学習したら適切な行動を取り続けるわけではないし、そして嫌子(不快感)も必要だから体の感覚機能にあるからです。
例えば
おなか減った(不快感)→食べる(行動)→満腹感(快感)
暑い、寒い(不快感)→移動(行動)→回避
いい匂い(快感)→だいた体にいいいもの→獲得?
臭い(不快感)→だいたい触れない方がいいもの→回避
など当たり前のことにも嫌子は存在します。
回避したいことに不快感、いいことに対して欲求→快感があります。
適切に付き合うこと
多すぎない、少なすぎないのバランスが大事
食べすぎる→太る、楽しすぎて羽目を外す→問題行動
薬は量や場合によって毒にも良薬にもなるのと同じです。
もちろん嫌子(不快感)が強すぎてしまうは問題ですし、極力減らしていくべきだと思います。なのでなるべくは誘導をして褒めることを重視します。
また使役犬訓練の域だと褒めることが重要です。長所を伸ばして、持っている才能や能力を使い役に立つことが求められるからです。アスリートや技術職などの人などもです。
ただし使役犬の訓練としつけや問題行動の改善は別もので、訓練所上がりの訓練士は(独断と偏見)陽性トレーニングが多い、コマンド(指示)だけを教えていい子になったと表面を綺麗にして終わりだったりします。しつけにしっかりと精通しているか、考え方が合うか、合わないかをみるのもしつけを頼む上では大事になります。
話はそれましたが
いい行動を褒めるとその行動は増える
悪い行動を叱るとその行動は減る
悪い行動に快感を得られないようにすると行動は減る
悪い行動につながるストレスを減らすことで行動を増やさない
これだけ覚えて頂ければと思います。
おまけに
進化論における生存強者の考えで・・・
『反抗期』がある集団が生き残ったと
考えているので
反抗期には大人になって得するメリットがあるから必要な文化と思っています。
『もめごとは肥やし』
失敗したり、叱られたりは成長して大人になって財産になると信じています。
アルファ論の否定
否定されたのは「力による支配」であり、「リーダーという役割」そのものが否定されたわけではありません。
1. そもそも「アルファ」とは?
本来、オオカミやサルなどの群れの中で、階層の最上位に位置する個体を指します。かつては「力でねじ伏せて従わせるのがアルファ(リーダー)だ」と考えられてきました。
2. 何が「否定」されたのか?
否定されたのは、**「一番力が強い者が、恐怖で支配する」**という考え方です。
力だけで従わせる関係は、犬にストレスを与え、真の信頼関係は築けません。
力があるだけでは「エース(実力者)」にはなれても、群れを導く「リーダー」にはなれないのです。
3. これからのリーダーに求められる「3つの条件」
本当のリーダーとは、体力だけでなく、**「賢さ」と「穏やかな気質」**を兼ね備えているものです。現代のドッグトレーニングにおいて、飼い主様が示すべきリーダーシップは以下の3点に集約されます。
信頼関係: 「この人と一緒にいれば安心だ」という絶対的な安心感を与える。
一貫性のあるルール: 日によってルールを変えず、犬が迷わない道標を示す。
導く力: 叱って制止するだけではなく、正しい行動を教え示す。
「家族のリーダー」は、あなたです
犬にとって家族はひとつの「群れ」であり、そこには必ず導き手が必要です。
今求められているのは、力尽くで支配するボスではなく、「困った時に一番に頼れるパートナー」としてのリーダーです。

